cplフィルターとndフィルターの違いを徹底解説｜写真初心者でも分かる使い分けガイド

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cplフィルターとndフィルターの違いを徹底解説｜写真初心者でも分かる使い分けガイド

まず結論から言うと、CPLフィルターとNDフィルターは“光の調整をする道具”という点では共通していますが、狙える効果がまったく違います。

cplフィルターは回転させて使う円偏光フィルターで、反射を抑えつつ色を濃くする機能があります。水面や窓ガラスの反射を減らして奥行きを感じやすくする効果や、空の青さをくっきりと描く力が特徴です。具体的には、晴れた日、海や川、路面に反射が強い場所、青空の影と白い雲のコントラストを強調したいときに最適です。

ところが色味が変わることもあり、葉っぱの緑や空のグラデーションがやや不自然に見える場面もあります。使い方のコツとしては、フィルターの回転を調整して最適な偏光状態を見つけ、構図と被写体を変えずに微妙な違いを確認することです。NDフィルターとの決定的な違いは、“光の量を減らすかどうか”です。

NDはレンズ前を通る光の総量を減らすことで、シャッタースピードを長くしたり、絞りを開放したまま露出を抑えたい場合に使われます。人や車の動きを“流れるような”表現にしたいとき、滝や川の水をとろけるように見せたいときに有効です。cplを組み合わせてNDを使う場合もありますが、NDの減光は均一ですから、色の変化はcplほど顕著には出ません。こうした点を踏まえると、目的が“反射を抑える・色を豊かにする”ならCPL、目的が“光を減らして長秒露光を可能にする”ならNDというふうに、使い分けるのが基本です。

この先も写真（関連記事：写真ACを三ヵ月やったリアルな感想【写真を投稿するだけで簡単副収入】）の状況に応じてどちらが適しているか判断する力を身につけると、撮影の幅が大きく広がります。

使い分けの実例とコツ

屋外で青い空と白い雲をくっきり写したいときには、cplを回して空の青さを強調すると良いです。水面の反射を減らして下に沈む葉の色を再現したい場合にも有効です。ただし過度に回すと空が黒くなりすぎたり、木漏れ日の色が不自然になることがあります。

NDは日中の強光下で露出を落とすために使います。滝の水を長秒露光で滑らかにしたいときや、人の動きを流れるように見せたい夜景ではNDが力を発揮します。注意点として、NDは光量を減らすため、白飛びや暗部の潰れが起こりやすく、撮影後の現像で露出を微調整する必要が出てきます。現場では、露出計の数値だけでなく、ファインダーの中の明るさの変化を確認し、実際の見え方に近づける調整が大切です。

また、この二つを組み合わせて使える場面を探すのも一つのコツです。例えば、晴れた日の港で、水面の反射を抑えつつ水中の動きをぼかすことができる……といった応用が考えられます。

以下の表は、二つのフィルターの違いを要約したもの。

e>特徴CPLフィルターNDフィルター目的反射抑制・色のコントラスト向上光量を減らして露出を調整原理偏光を利用減光膜で光を遮る影響色味の変化・偏光の強さで変化色味の影響少なく露出中心使い方のコツ回転して最適角を探すNDの密度と組み合わせを選ぶ例空・海・窓の反射抑制滝の長秒露光・人の動きの軌跡

総合すると、撮影の目的を明確にして選択することが大切です。

CPLとNDは補い合う道具であり、使い方次第で写真の表現力を大きく広げてくれます。

ピックアップ解説

ある日の放課後、友だちと写真の話題で盛り上がった。NDは光を減らして長いシャッターを切る道具、CPLは偏光で反射を抑え色を濃くする道具だと説明した。友だちはNDばかり使っていたが、私はCPLの方が自然な見え方を保ちつつ反射を抑えられる場面が多いと伝えた。湖や海の写真では水面の反射を落ち着かせると同時に空の色を深く見せる効果があるからだ。実際に湖畔で撮影すると、水の動きは残しつつ空の青さが強調され、木々の緑は自然に映った。写真のコツは道具を道具として使いこなすこと、状況を理解して最適な選択をすることだと感じた。

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